空亡(天中殺、大殺界)の出し方

空亡(天中殺、大殺界)の考え方からの続きです。

では、実際に空亡を出してみましょう。

1)生まれた日の干支「日干支(にっかんし)」を出す。
自分の生まれた年の干支はわかっていても、生まれ日の干支がわかる人はほと
んどいないと思います。

自分の生まれ日の干支を知るには、暦関連の書籍で調べるのが確実ですが、ネ
ットでも調べられます。
新旧万年暦データ

フリーソフトをダウンロードしておくのもいいでしょう。
旧暦データ

2)生まれ日の干支を、以下の空亡表に当てはめて、自分の空亡を出す。
十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)は陰陽五行の法則に基づいて、順番に組み
合わせが決まっています。
一般に干支(えと)と言っているのは、単に十二支を指すことが多く、十干と組み合わせることで、人それぞれ固有の性質を帯びるものと四柱推命では考えられています。
そのなかで、個人の運勢にもっとも重要な関わりがあるとされるのが、生まれた日の干支、すなわち日干支なのです。

さて、十干は順番に、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)となります。
一方、十二支は子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)の順番で廻っていきます。

そこで、それぞれを頭から順番に組み合わせていくと、

【空亡表1】
十二支の「」「」が欠落→「戌・亥空亡
のような表になります。(表は右から見てください)
十干の甲から癸と十二支の子から酉までの組み合わせになって、十二支の「戌」
と「亥」が余ってしまいます。
今度は、一巡した十干はまた甲から、【空亡表1】で余った戌から組み合わせていきます。
【空亡表2】
十二支の「」「」が欠落→「申・酉空亡
以下、同じように十干の甲と前の表で余った十二支を組み合わせていきます。

【空亡表3】
十二支の「」「」が欠落→「午・未空亡
【空亡表4】
十二支の「」「」が欠落→「辰・巳空亡
【空亡表5】
十二支の「」「」が欠落→「寅・卯空亡
【空亡表6】
十二支の「」「」が欠落→「子・丑空亡

以上、十干・十二支すべての60通りの組み合わせからなる、6種類の表ができました。
わかった方もいると思いますが、自分の生まれた日の日干支の組み合わせを、上の6表の中から探し出し、その表にある余りの十二支がその人の空亡となるわけです。
例えば、昭和54年5月18日生まれの人は、暦のデータから日干支は「乙酉(きのととり)」で、上表では【空亡表3】にありますので、空亡は「午・未」となるわけです。
つまり、この人の例では午・未の年、月、日、時間が運勢の低下する時期ということになります。
年では直近では平成26、27年、月では6、7月、日では12日ごとに回ってきます。
時間では午・未の刻に当たる午前11時から午後1時までが空亡時間になります。
月と時間については、必ず同じ月、時間が空亡になるので覚えておくといいでしょう。

まとめますと、本人の生まれ日の干支を、上記の表中から探し、表中の組み合わせにない余りの十二支が空亡になり、それらは12周期(年・月・日・時間)で巡ってくるということです。

注意すべきは、この空亡の年・月・日・時間が重なると極端に運勢が低下しやすいということです。
ショッキングな事例ですが、著名人の亡くなられた日時を調べたところ、かなりの確率で空亡が重なっている時期と一致しているのです。

ご自分の空亡はわかりましたでしょうか?
説明が少し難しかったかもしれません。
ただ、これは空亡の基本的な出し方に過ぎず、実際に人の運勢を観る場合はこれだけでは十分とは言えません。
その辺は、またおいおい説明しようと思います。

空亡(天中殺、大殺界)の考え方

「俺、今年から大殺界に入っちゃったみたい。」
最近会った弟が、そんなことを言っていました。
弟はもともと、占いなどハナから信じない性格なんですが、やはり世間でこれほど「大殺界」という言葉が知れ渡ると、無関心を装っていても少しは気にかかるのが人間の心理でしょう。
恐るべし、細木数子氏の知名度‥。

さて、巷では「大殺界」という言葉が独り歩き状態ですが、東洋占星術では概ねこうした運勢の低迷時期というのが決まっています。
というのも、東洋占術のほとんどは、中国古来の陰陽五行の思想から派生しているためで、そこからさらに易が誕生、五行に十干十二支(じっかんじゅうにし)を取り入れて四柱推命、算命学、九星気学、0学といった占術が生まれたわけです。

「大殺界」はご存知、細木数子さんの六星占術でいうところの運勢の低迷気ですが、これは四柱推命では空亡(くうぼう)もしくは天中殺(てんちゅうさつ)、0学では0期(または死期)といった名称で呼ばれています。
この時期は文字通り運勢の低迷期、人の運勢の周期を四季に当てはめると「冬」を表します。

人によっては、何かとてつもない災難が降りかかってくるのではと、極端に心配するようですが、あまり気にしてしまうとかえって災難を呼び込むことにもなりかねません。
かといって、まったく知らずに行動を起こしてしまうのもよくありません。
この時期をうまく乗り切るコツは、無理をせずに普段通りを心がけること。
人生を決定付けるような大きな行動は控えめにして、来るべき運勢の「春」を迎えるための準備期間と考えること。
また、このブログでも取り上げていることですが、開運アクションによって、運気の低迷に対する免疫をつけること。
以上が、この時期を乗り切るポイントになります。

とは言いつつ、まず、この運勢の低迷期を知らないことには、話は始まりませんね。
では、次に四柱推命に基づいた、「空亡」の出し方を説明します。
その前に、「空亡」は2年、「大殺界や0期」は3年と期間が異なっていますが、この理由については後ほど説明します。
基本的には、同じ時期とみなして問題ありません。

空亡(天中殺、大殺界)の出し方に続く

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